ウネウネスリーツーワン 全てフィクションです。
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nixi(ニクシィ)やってます。リンクからどぞ。
揺れる桜の枝は、お互いにふれあい小さな音をたてる。
その音は、ひどく寂しげで、まるで自分を表しているのではと、錯覚する。
目の前には、一人の女がいた。
暮れる夕日で染まったかのように、色づく女。
否、世界が彼女に染められたかのように赤い。
彼女は美しい。
この世界で、彼女だけが色づいてるかのようで、
頭上に咲き誇る桜でさえも、彼女の赤を吸い上げてようやくついた花冠の色を、
本当は色なんてない花弁に含ませ、必死に淡い桃色で在ろうとしているのではと見間違う。
あぁ、
行くとしよう。
風に吹かれ、枝から離れる花弁のように、
吹き荒ぶ風にのって、彼女から離れてしまわないように。
私も、彼女に染められる。
色のない世界で、赤く、赤く
謳歌、桜花ー了
その音は、ひどく寂しげで、まるで自分を表しているのではと、錯覚する。
目の前には、一人の女がいた。
暮れる夕日で染まったかのように、色づく女。
否、世界が彼女に染められたかのように赤い。
彼女は美しい。
この世界で、彼女だけが色づいてるかのようで、
頭上に咲き誇る桜でさえも、彼女の赤を吸い上げてようやくついた花冠の色を、
本当は色なんてない花弁に含ませ、必死に淡い桃色で在ろうとしているのではと見間違う。
あぁ、
行くとしよう。
風に吹かれ、枝から離れる花弁のように、
吹き荒ぶ風にのって、彼女から離れてしまわないように。
私も、彼女に染められる。
色のない世界で、赤く、赤く
謳歌、桜花ー了
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